おやじの陰謀

奥様とお嬢様が帰ってきた。
よくしゃべる。
二人とも。
特にお嬢様は、一人で一日中しゃべってる。
空港から帰って、近くの数字のメニューの中華屋へ行った。
注文が終わって、出てくるのを待ってたら、
出てくるわ、出てくるわ。
キャンセルしたやつ、注文してないやつ。
あーおじいちゃん、勘弁してくれ。
いらない。って言ってもよかったんだけど。
ま、高いもんでもないんで、食べました。
食った食った。腹一杯。
今度から、あの爺ちゃんが注文取りに来たときは、
書き終わった後にちゃんと紙をのぞいて、数を数えよう。
ということになった。
そうそう、日本語でもやしって書いてあったメニュー。
ぜーんぶ漢字はセロリでした。はぁ。